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2016年8月1日のオーボエ・リサイタルのお知らせ [音楽]

皆さんこんにちは。
今日は夏に日本で行うオーボエ・リサイタルのお知らせです。
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今年の夏も例年通り日本でオーボエ・リサイタルを行うことになりました。
日時は2016年8月1日(月)19:00開演、そして会場は銀座のヤマハ・ホールです。

このホールでの演奏は初めてですが、「豊かな響きで感動を共に創る空間、ヤマハが誇る音楽専用ホール」ということなので音響は凄く良さそうですね。 何だか " 楽器で使用される高品位な木材を多く使用している " とか、演奏するのが楽しみです。
自分のオーボエもヤマハなので、楽器と会場のコラボレーションがとても良さそうですね。(笑)

今回のプログラムの前半は、C.P.E.バッハ、R.シューマン、F.メンデルスゾーン、そしてM.ブルッフなどのドイツ作品をピアニストの垣内敦さんと演奏します。
そして後半は、弦楽器とモーツァルトのオーボエ四重奏曲とB.ブリテンのファンタジー(オーボエ四重奏曲)を演奏します。
弦楽器の共演者の方々は、以前のリサイタルでも演奏して頂いたビオラの松実健太さん、チェロの唐津健さん、そして今回初めて演奏して頂くライプツィヒ在住のバイオリン奏者、冨安美穂さんです。
以前ブログで紹介した日本人が集まるクリスマス会では、毎年冨安さんの家にみんなで集まったり、長いおつきあいをしていますが、共演は今回が初めてなのでとても楽しみです。

東京銀座というと誘惑の多い街ですが、お買い物、御食事、或いはアフタヌーン・ティーの後に、クラシック音楽に耳をかたむけて頂けると幸いです。


詳しくは↓↓こちらから(チケットお申し込み方法、曲目、演奏者プロフィールなど)
http://www.t-m-s.co.jp/concert/oikawa_oboe_2016.html
http://www.yamahaginza.com/hall/event/002299/


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桜記念2016 & 寿司バーのオープニングパーティー [日常]

五月に入り日本はもうサツキが見頃だと思いますが、ドイツでは先日まで桜が見頃でした。
今年も自分の中では恒例の、桜の写真を撮ってきました。

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今年は桜が七分咲きくらいの頃に気温が急に下がり、満開になった頃また気温が上がるという、桜が長く観られる良い天気でした。

これは4月18日に撮った写真です。
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この日はTVカメラが来ていました。

そしてこれは4月25日
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これは5月1日
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今年はかなり長く桜を楽しめました。


その数日後には、以前からお世話になっている大将Hさんの寿司バーのオープニング・パーティー(食べ放題 笑)に行って来ました。
去年の5月にオープンする予定だったそうなのですが、1年遅れて先日オープンしました。
大将Hさんが以前勤めていたレストランを辞めてから、こっちではお寿司を食べていなかったので、有難い&楽しみです。

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しっかり刺身盛り合わせも頂きました。
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また近々行きそうです。(笑)
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サリエリ:フルートとオーボエのための協奏曲 in 定期演奏会2016 [音楽]

週末の3日間は定期演奏会で、A.サリエリ作曲のフルートとオーボエのための協奏曲を演奏しました。
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"Freund oder Feind" 「友人?それとも敵?」と題された今回の演奏会では、前半にサリエリの曲、そして後半はモーツァルトの曲を演奏するという演奏会でした。
サリエリはウィーンで活躍した作曲家(音楽家?)なのですが、同時代のモーツァルトの陰に隠れてしまい、残念ながら現代ではその存在自体あまり知られていません。
その影響のせいか、この二重協奏曲もこれまであまり演奏されなかったのですが、なかなか良い曲なんです。
部分的に工夫をした方が良い所も有りますが、第一楽章はとても華やかで、第二楽章では心地よいメロディーが流れます。そして第三楽章ではそれぞれの楽器の長い独奏部分の後に、今度は二つの声部が絡み合う重奏部分が現れます。構造的には簡潔なのですが、それぞれの独奏と重奏を聴けるとても親切な構成になっています。(笑)
この曲は彼が24才の時の作品で、この年に宮廷作曲家や宮廷歌劇場のイタリア・オペラ楽長などの職に就き、そして翌年には結婚するという、彼の人生でもっとも良い時代に書かれた作品ではないでしょうか。(モーツァルトもまだウィーンにはいませんでしたしね 笑)
あまり演奏されないせいか、ソリスト用の購入可能な楽譜はペータース社(Peters)のものしかなく、オーケストラはドブリンガー社(Doblinger)の楽譜を使っていたため、繰り返しや和音、そして強弱などの細かい所をオーケストラとのリハーサル前に打ち合わせをしなくてはいけませんでした。
しかし指揮者のフォスさんはとても柔軟な方だったので、我々のしたいように演奏させてくれました。お蔭様でリハーサルを含め四日間、とても楽しく演奏することが出来ました。

フルート奏者はゲバントハウス管弦楽団のマンフレッド・ルードヴィヒ(Manfred Ludwig)さんでした。
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指揮者のフォスさんを挟んでのスリーショット     最終日にマンフレッドとのツーショット

地元の新聞にこの演奏の批評が載りました。
好意的だったので訳すのは省略します。(笑)
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ドイツ語に自信のある方、興味のある方は訳すのを試してみて下さい。(笑)


最終日は天気も良く桜が綺麗だったので、演奏会後に一枚写真を撮ってみました。
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この日の演奏会は少し早い時間だったので、写真を撮るには明るくて良かったです。




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イースター 2016 [カルチャー]

先日はイースター休みでした。

冬のクリスマスと春先のイースターはドイツにとって大切な休日です。
この時期は皆さん家族と過ごし、散歩したり美味しい料理を食べたりしてゆっくり過ごします。
街中もイースターのウサギと卵の飾り付けが目立ちます。

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マルクト市場でもイースターならではの物も並びます。
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イースターの時に食べる色つき卵とウサギの形をしたクッキーです。

こちらはイースターの時だけに出る市場です。
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この様な品物が売られています。
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こちらは商品でくつろいでいます、日本だったら考えられませんね。(笑)

子供たちが遊ぶ場所もあります。
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この日はここで昼食をいただきました。
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中にハムとチーズが入っている焼きたてのパンをいただきました。
すごく熱かったけどとても美味しかったです。

TVの取材班も来ていました。
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このイースターの市場は中世の雰囲気が漂い、クリスマス市場とも違うので、大人も子供も楽しめるのではないでしょうか。


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リスの餌付け & 自宅のり巻き [日常]

またまたリスの餌付けに行って来ました。
ドイツも暖かくなり、すっかり春めいてきました。
                                  
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                                   トトロの後ろ姿みたいですね。(笑)

最初は用事深かったのですが、いざ食べ始めると、食べるのに夢中になり沢山ほおばっていました。
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先日、ライプツィヒ在住の友人家族とウクライナ出身のダンサーの知人を招いて、みんなでのり巻きを作りました。
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彼女ものり巻きに挑戦しました。
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食事の後は自宅でフィットネス教室でした。(笑)
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彼女のお父さんはコザックダンスのダンサーでお母さんはバレリーナという家系です。
流石さまになってますね。



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本の見本市(Buchmesse) 2016 [カルチャー]

先日、毎年この時期に行われている、本の見本市に行って来ました。

というより、その会場で剣道のデモンストレーションをしてきました。
見本市ではジャンルごとにホールがあり、そのホールの中で各自がブースを持ち、物を売ったり展示をしたりデモンストレーションを行ったりと、自分たちをアピールしています。
我々が行った剣道デモンストレーションはアニメやコミック関係を扱うホールにある、弓道グループのブースで行われました。
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このホールには大きな舞台があり、そこでは色々な催し物が行われていました。
トーク・ショーやバンド演奏、それに日本の民謡や忍者アクション・ショーなどもありました。
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舞台袖で出演者と一緒に写真を撮らせて頂きました。
彼女たちはロンドンを拠点に活動しているそうです。

このホールはアニメやマンガがテーマということで、日本に関係する物(サブカルチャーなど)が沢山ありました。
日独協会、メイド・カフェ、それにNHKもブースを出していて、そのNHKのブースの中でベルリンから来た日本人女性と写真を撮らせて頂きました。
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彼女はベルリンで鍼治療を行っているそうで、音楽家の患者さんが多いとか。
自分も鍼をうってもらおうかな・・・。(笑)

テレビ局? インターネットTV? の取材も行われていました。
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皆さん気軽に写真撮影に応じてくれます。
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今年は例年より人が少ないような気がしましたが、それでもこのアニメのホールは異質の賑わいでした。(笑)




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ホワイトデー 2016 [カルチャー]

先日のホワイトデーは、毎年恒例?(汗)になりつつあるチョコレートケーキを作りました。
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バレンタインデーにチョコをもらうのは嬉しいのですが、そのお返しが大変で大変で・・・。
でも今年もレシピと格闘しながら作りました。(笑)
いつかはウィーンのザッハトルテのようなものを作りたいと思っています。
(身の程知らずでスミマセン)


その前日の日曜日には、東日本大震災から5年ということで、相馬市の子供たちがドイツに来てバッハの眠るトーマス教会で演奏会を行いました。
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バッハのブランデンブルグ協奏曲、管弦楽組曲第3番から「Air」などを演奏していました。
その後は約1時間ほど市内観光をしたそうです。
2日前にはベルリンのフィルハーモニーでも演奏会を行っており、震災後大変だと思いますが、このドイツ演奏旅行をいい思い出にしてほしいと思います。



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チャリティーコンサート(Benefizkonzert) in März 2016 [音楽]

昨日は小児癌患者のためのチャリティーコンサートでした。
毎年この時期に行われ、去年は90000ユーロも集まったそうです。
色々なオーケストラからこのコンサートの為に集まり、リハーサル1回、ゲネプロ1回、そして本番という強行軍でしたが、いい演奏会になったと思います。
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プログラムは以下の通りです。

ビバルディ     "La Primavera“ aus „Le quattro stagioni"  四季より「春」
ドニゼッティ     "Una furtiva lagrima” aus “L’elisir d’amore"   テノールのアリア
メンデルスゾーン Sinfonie Nr.4 „Italienische“1.Satz   交響曲4番から第1楽章
ベルディ       Duett aus „Rigoletto“   ソプラノとテノールのデュエット
            "Caro nome“ aus „Rigoletto“   ソプラノのアリア
マスカーニ     Intermezzo aus „Cavalleria rusticana"
            カバレリアルスティカーナから「インターメッツォシンフォニコ」
レスピーギ     Pini di Roma   ローマの松

アンコール2曲
ベルディ      „Brindisi“ aus „La Traviata“   乾杯の歌„
            Nabucco“-Ouvertüre   序曲「ナブッコ」

ご覧の通り、良い所取りのプログラムなので、ご来場の皆さんには楽しんでいただけたのではないでしょうか。
自分にとってレスピーギの「ローマの松」は今回初めての演奏でした。
この曲の第3楽章「ジャニコロの松」には、クラリネットのとてもいいソロの部分があるのですが、ピアニッシモで聴衆を惹きつける素晴らしい演奏をしていました。
舞台で聴いていると、ピアニッシモにもかかわらずクラリネットの音が会場の隅々まで響き渡っているのが分かり、こういう感覚は " 演奏者の特権 " だなと思いながら聴いていました。(笑)


この他に本番ではちょっとしたハプニング(?)が・・・。
ソリストの二人(ソプラノとテノール)が、リゴレットのデュエットを歌い終わる時に、キスをすると言う出来事がありました。
それも軽く " チュッ " っと言うものではなく、" ブチュ~ッ " というものだったので、その瞬間は会場もざわめいていました。(笑)
な~んか二人の顔が近いなぁ と思っていたのですが、その後もっと近づいてキスまでいってしまいました。
こっちならではの演出(?)ですかね。(笑)



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バレンタインデー 2016年 [カルチャー]

みなさんこんにちは。

昨日はバレンタインデーでしたね。
皆さんの周りではチョコの話題で騒がしかったのではないでしょうか。

と言っても、
最近はチョコというより手作りのお菓子を送る方が増えてきて、チョコレートの業界の人は売り上げが上がらなくてガッカリしているのではないでしょうか。(笑)

今年もまたチョコをいただきました。
丁度14日に友人の引越しを手伝ったこともあり、今年は3ついただきました。
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手作りのスイートポテトが2段になって入っていました。
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前日の土曜日は天気が良かったので、リスの餌付けに行って来ました。
でもリスはまだ冬眠中(?)だったらしく一匹もいなかったので、鳥たちに胡桃をあげてきました。(笑)
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中には欲張って大きい物を持って行く鳥もいました。(笑)
くちばしで割って食べるのでしょうか・・・。


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節分 2016 [カルチャー]

昨日2月3日は節分でしたね。

友人宅で節分の豆と恵方巻を頂いてきました。
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みなさん南南東に向かって一生懸命に食べていました。(笑)
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日本から頂いた虎屋の羊羹もみんなで頂きました。
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この羊羹は今年の干支にちなんだ「跳猿」(左)と「歌会始め」のお題にちなんだ「ぬくもりの記憶」(右)という特別な羊羹でした。
お味も素晴らしく、こんな凄い羊羹は初めて頂きました。

これは恵方巻とケーキの恵方巻ロールです(友人が作って来てくれました)。
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この他にもキムチ鍋も頂き、満腹になって帰宅しました。
節分っていいもんですね。(笑)




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今年(2016年)最初の定期演奏会 [音楽]

先週末に定期演奏会でシベリウスの交響曲1番を演奏しました。

昨シーズンにも北欧の音楽を演奏しましたが、その時演奏したシベリウスの曲は小曲のフィンランディアとカレリア組曲でした。
シベリウスの交響曲というと第2番が有名ですが、2楽章の冒頭のチャイコフスキーを感じさせる響きや、随所に出てくる心が揺さぶられるようなメロディーなど、聴き所がたくさんあります。
もともとシベリウスは好きな作曲家で、バイオリン協奏曲ではブラームスと共に一番好きなんですが、この交響曲1番もなかなかいい曲です。
この演奏会ではフォーレの『ペレアスとメリザンド』(Pelléas et Mélisande)とマーラーの『リュッケルト歌曲集』(Rückert-Lieder )も演奏しました。
フォーレの作品はあの有名なシチリアーノが含まれている曲で、マーラーはソプラノとオーケストラのための20分くらいの曲です。

マーラーではソリストの都合で、とんでもない高い音でソロの部分を演奏させられました。(笑)
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これを音程良く音楽的に、しかもレガートで演奏するのはとても難しいですね。
ファゴット奏者も大変そうでした。(笑)

3曲目に演奏した「真夜中に」(Um Mitternacht)は管楽器のみ(弦楽器は休み)でゆっくりな曲ですが、色々な拍子(2/2拍子、3/2拍子、4/2拍子、5/2拍子、6/2拍子)が出てきて、それが次々に代わり、しかも殆んどがソロという何とも恐ろしい曲です。(笑)
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無事に終わって良かったです。


今月はあと2回のニュー・イヤー・コンサートを残すのみとなりました。
もう少しでハードな1月が終わります。

ニュー・イヤー・コンサートではちょっと面白い曲も演奏しています。
独奏ファゴットとオーケストラの5分くらいの曲(Julius Fucik:Der alte Brummbär)ですが、なかなか滑稽で笑える曲です。
機会があったら聴いてみて下さい。
ちなみに邦題は「年取った頭痛持ち」というみたいです。




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指揮者クルト・マズア教授 in ライプツィヒ [日常]

先日、去年12月に亡くなった指揮者クルト・マズア教授のTrauerfeier(葬儀)が、ドイツ・ライプツィヒのトーマス教会で行われました。
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マズア教授は10年程ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督を務めていましたが、それ以前はライプツィヒのゲバントハウス管弦楽団のカペルマイスター(Kapellmeister)という職にありました。
旧東ドイツ時代の1970年から、ベルリンの壁崩壊をへて、統一ドイツが誕生した後の1997年までの27年間という長い間、ライプツィヒを拠点として指揮活動をしていたので、ライプツィヒが故郷と言えるのではないでしょうか。
マズア教授はここ数年、毎年夏にうちのオーケストラの指揮も行っていました。

ご冥福をお祈りいたします。


式はゲバントハウス管弦楽団、聖トーマス少年合唱団によって、バッハのロ短調ミサ曲や管弦楽組曲第3番のアリア、そしてメンデルスゾーンのカンタータなどが演奏され、約1時間30分ほど行われました。
式が始まる前の教会内の様子
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式後のトーマス教会正面出入り口
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TVカメラも来ていて、式はTV放送もされていました。
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ここ数年の間に、マズア教授の他にも、指揮者のロリン・マゼール氏、クラウデイオ・アバド氏、そひて作曲家のブーレーズ氏などの著名な音楽家が亡くなっています。
一つの時代が終わりを告げようとしていますね。


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2016年 謹賀新年 [日常]

明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。

皆さんはどのように新年を迎えられましたか?
家族で迎えられた方、友人と迎えられた方、色々な方がおられると思います。
自分は今年の元旦もニュー・イヤー・コンサートをでした。

元旦に演奏した所は、以前も演奏したことがある雰囲気の良い空間です。
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今月は定期演奏会も入れて、本番があと11回あります。(汗)

休憩中は皆さんワインを片手におしゃべりをしています。
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昔も今もコンサートは社交の場なんですね。

コンサート後は同僚がカウンターで飲んでました。(笑)
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元旦は15時からコンサートだったので、仕事帰りに友人宅によっておせち料理を頂きました。
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ドイツに居るとは思えない豪華な御節でした。


今年の年明けの花火は例年より静かな感じがしましたが、さすがに近くで花火を上げられるとスゴイ音量でした。

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これは花火というよりもう爆発炎上ですね。(笑)
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              今年も元旦は快晴でした。                
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昨夜の花火の残骸です。(笑)


今年はいい年にしたいですね。



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Frohe Weihnachten! Merry Christmas! メリー・クリスマス! 2015 [カルチャー]

今日は12月25日クリスマスです。
昨夜は同じ街に住む日本人で集まり、知人宅で恒例のクリスマスのパーティーをしてきました。

以前このブログで、クリスマス・カレンダーというものを紹介したと思います。
「12月1日から24日まで小さな扉を毎日一つずつ開けて中に入っているお菓子を食べる。」
というものです。
これは今年友人から頂いたクリスマス・カレンダーです。
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こんな恰好をした面白いものもあります。
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他にも、この様に手作りのクリスマス・カレンダーもあります。
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これは知人のお母さんが孫(知人の息子)に作ってあげたクリスマス・カレンダーです。
こうした手作りのものも、思いがこもっていて良いですね。


やっぱりクリスマスは子供にも大人にも一大イベントです。街はクリスマス一色で、昼も夜もホントすごい人です。
日中                             夜
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街の色々な所で、クリスマス・ソングを歌っています。
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デパートの中
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色々なクリスマス・モードの人を見かけます。
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友人宅のクリスマス・ツリー       うちのクリスマス・コーナー
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工場もライトアップ?(笑)
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明日26日まではクリスマスですが、28日からは年越しの用意です。
新年になるとニュー・イヤー・コンサートもあるので、つかの間の休息です。





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定期演奏会 " Die russische Seele " 2015 Dez. [音楽]

今日までの三日間は今年最後の定期演奏会で、" Die russische Seele " (ロシアの魂)と題して、ロシアの作曲家の作品を演奏しました。

バラキレフ(Balakirev):3つのロシアの主題による序曲第1番
チャイコフスキー:バイオリン協奏曲
チャイコフスキー:組曲「白鳥の湖」

そしてソリストのバイオリン奏者はエリン・コレフ(Elin Kolev)君でした。
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このエリン君、リハーサルの時に19才になったばかりのおとなしい青年でした。(笑)
まだ初々しさがありますね。


最初のバラキエフノの曲は今回が初めて演奏でした。
この曲には3つのロシア民謡が使われています。

最初の心地よいゆっくりとしたメロディーはフルートとクラリネットで演奏され、その後弦楽器に引き継がれます。
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どこか中央アジアっぽい響きがするメロディーです。
民謡「白樺はなぜ頭を垂れなかったか」(ウィキペディアより)ということですが、同僚のロシア人と白ロシア人にきいたところ、2人ともこの曲は知りませんでした。(笑)

そして2番目のメロディーはチャイコフスキーの交響曲第4番の終楽章でも使われた、
" Wo pole beroska Stajala " (「白樺は野に立てり」ウィキペディアより)です。
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このメロディーのフレーズは、3小節、6小節、12小節単位で書かれています。
しかしチャイコフスキーは4小節単位にしてこのメロディーを取り入れていました。

3番目のメロディーは " Wdol' po Piterskaj " (「ピーテル街道に沿って」ウィキぺディアより)で、ストラヴィンスキーの「ペトルーシュカ」の終幕でも使われています。
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この曲では2番目と3番目のメロディーをソロで演奏するのですが、リハーサル終了後にウクライナ人の同僚がやって来て、「君の演奏は全くロシア人の様だった。」と言ってくれました。(笑)
ロシアには他にもリムスキー・コルサコフやラフマニノフなど好きな曲が沢山あります。たぶん自分以外にもロシアの作曲家や音楽が好きという人はたくさんいると思います。こういう曲や作曲家、そして音楽家の活躍がロシアという国の印象を良くしていると言っても過言ではないのではないでしょうか。




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