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ドイツの暖房事情 [カルチャー]

皆さんこんにちは。

日本はこのところ寒暖の差が激しく大変ですが、ここドイツも日本と同じ様に14~15℃の暖かい日があったと思ったら、翌日には雪が降ったりと今年はちょっと天気が安定しませんね。
でもある意味、三寒四温なのかもしれません。(笑)
こういう時は暖房のセッティングが難しいと思いますが、いかがですか?
ドイツの暖房はHeizung(ハイツンク 温水暖房)と言って、建物にある湯沸かし器で水を温め、そしてそのお湯がパイプを通り各部屋にあるヒーターに送られます(オイルを流すヒーターもあります)。

窓の下にある長方形の物体がヒーターです。
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温度はヒーターに付いているメモリで調節します(上から見たメモリ)。
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出かける時も弱く点けておくと、帰ってきた時に家の中はほどよく暖かくなっています。
ドイツは寒い国ですが、家の中は暖かいので、外に出る用事がない人にとっては(そんな人いるのかどうか分かりませんが 笑)、冬でも過ごしやすいと思います。(笑)

そしてどのヒーターのメモリにもある、0と1の間の雪の結晶みたいなこのマーク、みなさんは何のためだと思いますか?
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これは暖房をOFFにしている時に、気温が低くなり氷点下になった時、自動でお湯が入ってくる為のメモリです。このシステムは各部屋を暖めるというよりは、外が-15℃とか寒くなると配管の中の水が凍ってしまい、最悪の場合は配管が破裂してしまいます。それを防ぐためにこの様なシステムがあります。ドイツは寒い国なので、暖房にもこういう工夫がされています。

ドイツの暖房事情を理解して頂けたでしょうか。



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本の見本市 Buchmesse 2018 [カルチャー]

先日は雪が降る寒い中、メッセ会場で行われた本の見本市に行ってきました。
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今年は音楽関係が集まる会場に楽器屋さんもブースを出していました。
ここはよくお世話になっている木管楽器屋さん
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ここに来るのもこの日の目的の一つでした。

弦楽器屋さん
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右の写真の楽器は、録音用に良いと言っていました。
(ホントに? って感じですが、、、 笑)

金管楽器屋さん
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赤い楽器はプラスチック製です。
子供用みたいです。(笑)

他にもタブレットの楽譜を見て視唱するコーナーもありました。
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以前もご紹介したように、この見本市では5つある会場の一つがアニメやマンガの会場になっており、毎年コスプレ大会も行われています。 
         コスプレ大会に出るであろう人達。
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この会場には日独協会やNHKそして弓道グループのブースもあり、弓道グループのブースを借り剣道のデモンストレーションをしてきました。
                弓道のブース
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基本剣道形、日本剣道形、そして防具を着けてのトレーニングや地稽古など、剣道に関することを一通り行いました。
基本剣道形と日本剣道形
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地稽古
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会場は騒がしく声が通らないし床も板張りではないのですが、雰囲気は少し伝わったのではないでしょうか。


            弓道のデモンストレーション
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着ぐるみを着た人も興味深そうに観ていました。(笑)
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クリスマス Weihnachten 2016 Stille Nacht, heilige Nacht [カルチャー]

12月に入って日本はクリスマス・モードになってきていると思いますが、ここドイツもクリスマス・マルクトが始まりもうクリスマス真っ只中です。(笑)
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先月暑いエジプトに行ってきたので、自分としては " もうクリスマス? " という感じです。(笑)


先日、だだっ広い工場がクリスマス風に飾り付けられた会社で、従業員の方の為のクリスマス・コンサートをしてきました。
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昨日と今日は「ペーターの月旅行」(Peterchens Mondfahrt)というメルヘンを題材にした、語り手やソリスト、そして子供の合唱が入った曲(Achterlik作)を演奏しました。
この曲には随所にドイツのクリスマス・ソング(「きよしこの夜」、「もみの木」他)が取り入れられているので、聴きに来た子供たち、そして歌っている子供たちもクリスマスを感じながら演奏会を過ごしたのではないでしょうか。
クリスマス・ソングの所がくると、舞台上の子供たちだけではなく、会場の子供たちもみんな一緒に歌っていました。
ドイツでは学校で「きよしこの夜」の歌詞を覚えるテストがあるそうです。
それが成績に影響するので、みんなちゃんと覚えるのかもしれませんね。(笑)
曲中の「きよしこの夜」の所は、オーボエ・パートが休みなので一緒に歌ってみました。(笑)
今回はドイツ語で歌ったのですが、(古いドイツ語ですが)元々ドイツ語の歌詞のために書かれた曲なので、とても歌いやすかったです。
合唱は放送局の少年少女合唱団でしたが、普段の演奏会とは違い(?)みんな楽しそうに歌っていました。
因みに、邦題は「きよしこの夜」ですが、ドイツ語の題名は「Stille Nacht, heilige Nacht」(静かな夜、聖なる夜)です。
ドイツ語では2フレーズ(4小節)を " Stille Nacht, heilige Nacht(静かな夜 聖なる夜) " と歌います。しかし日本語では2フレーズ(4小節)で " きよしこの夜 " と歌うので、「きよしこの夜」という題名になったのではないでしょうか。

今回、子供の合唱を久しぶりに聴いたのですが、" 子供の歌声って、とても素直で澄んでいていいもんだなぁ " と思いました(年取ったのかな? 笑)。

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                  本番前のリハーサル
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やっぱり子供はじっとしていられませんね。(笑)
男の子は蝶ネクタイで、女の子はスカーフを巻いていました。

難しい曲は別の所で年長組の子が歌っていました。      ソロの子たちは前へ
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             舞台袖で入場待ちの子供たち
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この時期は他にもJ.S.バッハのクリスマス・オラトリオを演奏したりと、仕事も含めてクリスマス一色になります。
クリスマスはドイツが一番賑やかになる時なので、ドイツ旅行をお考えの方、この時期に合わせて旅行するのが良いかもしれませんよ(ホテル代は高くなりますが・・・ 笑)。


ドイツでクリスマスと言えば、ケーキのシュトレです。
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以前ウィーンのクリスマス・マルクトで買った、シューベルトのマグカップで牛乳(笑)を飲みながら、シュトレを頂きました。

リスにも胡桃をあげてきました。(笑)
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エジプト旅行 番外編 [カルチャー]

前回でエジプトの記事は終わりにするつもりでしたが、皆さんにお見せしたい写真がまだあるので、今回もエジプト旅行の記事になりました。
もう一回だけお付き合い下さい。

                    飛行機から観えるカイロの夜景
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カイロの空港から街中のホテルまではタクシーで移動したのですが、その走りっぷりに感心(驚き?)ました。(笑) 2車線の道路を3列で走っていて、車間が狭くなったり どいて欲しい時はクラクションを鳴らします。日本ではクラクションを鳴らすことはなるべく避けると思うのですが、エジプトではクラクションを自分の存在をアピールするために鳴らしているような感じでした。(笑)

      2車線の道路を3列で走行中       こちらの人は大通りを普通に横断します。
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車を運転している人も慣れているので、横断する人を避けて走っています。

今回滞在したホテルはカイロの中心部にあったのですが、この中心部は昼も夜も渋滞していて、平日はクラクションの音が途切れることがありません。車が多いということもありますが、なんといっても信号が殆んど無いことも影響しているのではないでしょうか。

午後9時頃ですがまだ渋滞しています、この渋滞の凄さは東京以上ですね。 
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バイクはノー・ヘルや2人乗りは当たり前、自転車感覚で乗っている感じです。
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ヘルメットをかぶっている人は見なかったので、多分ヘルメットは義務ではないんでしょう。

馬車と東南アジアから伝わったトゥクトゥクはよく見かけます。
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          パン屋さん                 八百屋さん                    
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          お肉屋さん                     ??
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                     人懐っこい子供たち
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修学旅行の生徒たちだと思うんですが、彼女たちにとって東洋人は珍しいみたいで、しょっちゅう声を掛けられます。一緒に写真を撮って欲しいとお願いされることも多々ありました。
なんかハリウッドスターになった気分ですね。(笑)

英語のペーパー(Paper)の語源にもなった、エジプトの伝統紙パピルスとエジプト綿で作られた自分の名前のカルトゥーシュ入りポロシャツを買いました。
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この日付入りのパピルスはルクソールで買ったのですが、文字を入れる前は料金がかからないと店員は言っていましたが、払う時になってお金がかかると言われひと悶着ありました。(笑) 楽しい旅がイヤな気分になるので、こういう事はやめて欲しいのですが、観光客が減って厳しいという話を聞いていましたし、実際たいした金額ではないので文字代も入れて払ってきました(ここで払ってしまうから次にきた日本人が同じ事をされてしまうのかもしれませんね、スミマセン)。
対処法として、
店員の話を聞く時は大事なことはメモしながら聞くのが良いでしょう。
たとえちゃんとメモが出来なかったとしても、その格好を見せることで、店員には違う事を言わせない雰囲気を作ることが出来ると思います。
皆さん、カルナック神殿入口直ぐ近くのパピルス屋さんには気を付けて下さいね。(笑)

カイロの街中には14世紀に造られた水道橋が今でも残っています。
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ナイル川の水をシタデル要塞に運ぶ目的で建設されたそうです。

今回のエジプト滞在では、ホテルや観光名所のいたる所に警備の人達がいました。
       コプト教地区の入口          コプト教地区内のユダヤ教シナゴーグの入口
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     ギザのピラミッドの入口もチェックがあります。
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        宿泊していたホテルでも厳重チェックがあります。
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ホテルに入ってくる車は全てチェックされます。玄関を入ると警備員がいて、毎回持ち物検査とボディ・チェックをされます。ホテル以外でもエジプト考古学博物館では空港並みのセキュリティ・チェックでした。

今回カイロやルクソールで行った(モスクや教会を除く)観光名所では、どこもボディ・チェックと持ち物検査がありました。これらの警備は「危険だから強化している。」というよりは、「テロが二度と起こらないように注意している。」という印象でした。
ガイドの皆さんが言ってましたが、2011年頃に起きた「アラブの春」以降は観光客が半減したそうです。
エジプトでは今、失った観光客を取り戻そうと皆さん頑張っています。底抜けに明るく屈託のない少年少女たちの笑顔を見ると、「この国でテロなんて起きるの?」って思います。
この国では「アラブの春」で得たものもありますが、失ったものも大きかったようですね。
長い道のりかもしれませんが、これからも皆さん頑張ってほしいと思います。



エジプト旅行記 お終い。



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エジプト旅行 3/3 [カルチャー]

3/3 世界遺産 カイロ歴史地区 オールド・カイロ

エジプトがイスラム教の国ということは皆さんご存知だと思います。
しかし以外にも、エジプトの人口の10%はキリスト教です、皆さんご存知でしたか?
エジプトでは640年頃にイスラムの国になった時から、信仰の自由は保障されてきました。
ローマ帝国に影響を受けていた時代のキリスト教文化が、1400年経った今でも生き続けているということはホント驚きです。
このイスラム教をとキリスト教が共存する街カイロ、その中の世界遺産になっている歴史地区をモスクや教会などを中心に見学してきました。


シタデル要塞にあるムハンマド・アリ・モスク(Mohamed Ali Mosque)
1850年頃に建てられた巨大なモスクで、イスタンブールのモスク、アヤ・ソフィアがモデルになっていると言われています。アラバスタ―(Alabaster 雪花石膏)を使って造られたため、アラバスタ―・モスクとも言われています。
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ムハンマド・アリ・モスクがあるシタデル要塞からは、スルタン・ハサン・モスク(Sultan Hasan Mosque)と世界遺産の街が一望できます。
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このシタデル要塞から南西の方角にピラミッドが見えたのですが、写真には写りませんでした。


アル=アズハル・モスク(Al-Azhar Mosque))とアル=アズハル大学
        モスクは工事中でした。             アル=アズハル大学経済学部
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このアル=アズハル・モスクは970年に設立され、その後このモスクに付属する教育機関として学校が造られました。この学校はイスラム教スンナ派の最高教育機関として有名で、世界で最も古い大学です。
現在世界各地の大学で見られる卒業式に黒いガウンを着用する習慣は、このアル=アズハル大学を卒業するイスラム学者たちのゆったりとしたローブが起源であるといわれています。
現在ではこの大学の総長が、イスラム教スンナ派の最高権威なんだそうです。
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モスクの中ではイスラムの教えを受けるために、世界中から集まってきて勉強しています。
モスク内で講義を受けている学生もいました。
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アムル・イブン・アル=アース・モスク(Mosque of Amr ibn al-As)
このモスクはコプト教地区と道路を隔てた向かいに建っていて、エジプトだけではなくアフリカ大陸で一番古いモスクです。
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            内装                        中庭
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コプト教地区

エジプトに伝わるキリスト教はコプト教といい、昔からある とっても古いキリスト教です。
カイロにはこのコプト教(キリスト教)の教会が密集している地区があり、そこは壁に囲まれていてコプト教地区と言われています。この一帯を含めてこの地域全体を、カイロ発祥の地オールド・カイロと言います。

道路の右側の壁の中がコプト教地区です。
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エル・モアッラカ教会(The Hanging Church)
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                                     とても細かい装飾
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この教会の作りで変わっている所が2つあります。
一つは、教会の天井が船底の様な形をしているところ。
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ノアの方舟をイメージして作られたそうです。

もう一つは、出入り口と礼拝する本館(?)の間に、天井が無い吹き抜けがあるところ。
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キリスト教の教会でこういう建物は見たことありません。

エジプト歴代の政治のトップは、この教会の教皇と会談するそうです。
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では壁の内側のコプト教地区に入ります。

 この先の階段を降りると入口があります。        ここが入口の門です。
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                  路は細く迷路みたいです。
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聖セルジウス教会(Abu Serga St.Sergius)
この教会は聖母マリアと幼いキリストが身を隠した教会と言われています。
   この奥に入口があります。             教会入口
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奥の祭壇の下には、実際にキリストと聖母マリアが1ヶ月ほど隠れていた部屋があります。
  ここがその入口            キリストが身を隠していた地下の部屋
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 聖母マリアが水を飲んでいた井戸         聖書のような本が沢山あります。
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凄いですねぇカイロにキリストの隠れ家があったとは・・・、驚きです。

そしてこのコプト教地区にはユダヤ教のシナゴーグもありました。
門の上部の金属部分に、ユダヤ教のシンボルのダビデの星が付いています。
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このユダヤ教のシナゴーグについてガイドさんによると、
ここはもともとキリスト教の教会でした。資金難の時にユダヤ人からこの教会を売って欲しいと言われましたが、キリスト教信者たちは「教会を売る」ということに抵抗があったため「100年間貸しましょう。」ということになりました。しかし契約書には日にちが書いて無く、ユダヤ人は今でも「まだ100年経っていない。」と言っているそうです。
ホントなんですかねぇ。(笑)


皆さんいかがでしたか?
色々な文化があり、魅力的なものがいっぱい詰まっているカイロでした。




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エジプト旅行 2/3 [カルチャー]

2/3 古代エジプト ルクソール編

前回エジプトの歴史は大きく3つの時代に分けられると書きました。
その3つに分けた最初の時代、古代エジプト時代の中でもまた以下のように3つに分けることが出来ます。
古王国時代・・・巨大ピラミッドが造られた頃(紀元前2200年頃より前)
中王国時代・・・(紀元前2050年頃~紀元前1800年頃)
新王国時代・・・ツタンカーメンがいた頃(紀元前1600年頃~紀元前1000年頃)
今回は新王国時代に栄えた、ルクソール(Luxor)という街に行ってきました。
古代エジプト時代に都として栄えたこの街は、当時の名前をテーベ(Thebes)といい、今現在エジプト国内で発掘されている遺跡の3分の2(約66%)がここにあるそうです。

カイロからルクソールまで飛行機で約1時間ですが、朝7時発の飛行機だったのでホテルを早朝4時に出発しました。
ルクソールはカイロと違って渋滞は無く、空気がきれいでのどかな街でした。
特にナイル川を挟んだ西側は、遺跡が無ければ田舎の農村という感じですね。(笑)
ここではさとうきびの栽培が盛んに行われているそうです。
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荷台に乗って移動したり、ノー・ヘルで二人乗り、何でも有りですね。(笑)
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運転手がガイドさんと喋りながら赤信号の交差点を迷いも無く右折し、それに対して何のリアクションもせず話し続けていたガイドさんを見た時は、ビックリを超えて笑ってしまいました。(笑)

古代エジプトの時代は、ナイル川を挟んで東側の日が昇る方を生ける者の街、そして西側の日が沈む方を死者の街と解釈し、お墓などの遺跡は川の西側にあります(故に三大ピラミッドもナイル川の西側にあります)。今回はその西側から遺跡を辿りました。


ハトシェプスト女王葬祭殿(Al-Deir Al-Bahari Temple)。
最初に行ったのはハトシェプスト女王(Hatshepsut 在位紀元前1479年頃 - 紀元前1458年頃)が造営した葬祭殿。岩場をくり抜いて造ったような葬祭殿です。
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王家の谷(The Valley of the Kings)
新王国時代の王たちの墓がこの谷に集中していることから「王家の谷」と名付けられ、24の王の墓を含む64の墓がここで発見されています。62番目に発見され、王の墓として唯一未盗掘だったのが、あの有名なツタンカーメンのお墓です。当時この発掘に関与した人達が次々に亡くなった時は、「ツタンカーメンの呪い」と言われましたが、ガイドさんは「たぶん盗掘を防ぐために、毒になるような物をまいてお墓を閉めたのではないか。」と言っていました。ツタンカーメンは若くして亡くなったので、彼のお墓は小規模でした。未盗掘でなければ、世界的に有名になることはなかったでしょう。ツタンカーメンの他にも3つお墓を見学したのですが、個人的な印象は、入り口さえ分かれば盗掘されてしまうだろうなぁ と思いました。

残念ながら王家の谷は撮影禁止なので、門の外からの写真です。
入ってすぐ右にはラムセス7世(紀元前1130年頃)のお墓の入口が見えます。
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発見順に書いてあるお墓の一覧(日本語もありました 笑)。
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メディネット・ハブ(Habu Temple)
ラムセス3世(紀元前1221年頃~紀元前1153年頃)が造った葬祭殿です。
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三千年以上前の遺跡にもかかわらず、こんなに綺麗に[右斜め上]色が残っている所も有りました。


ナイル川を渡って生ける者の街、東側に来ました。
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カイロから500キロ以上も上流に来ているのにこの川幅、さすが世界一長い川ですね。


カルナック神殿(Karnak Temple)
ラムセス2世(紀元前1279-1213年頃)など新王国時代の歴代のファラオ(王)が増築し続けた巨大な神殿複合体で、とにかくその大きさに圧倒されます。
ここはルクソール観光の目玉の一つです。
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この一本だけ写っている大きな柱は(写真右)、高さが21メートルあります。
古代エジプト時代の末期(紀元前700年頃)に、黒人のファラオ(王)が国を治めた時代があります。その時にこの大きな柱が造られました。当時はこの柱が10本あったそうです。


巨大な遺跡を観てカイロのホテルに戻ってきたら、ベットの上にこの様な微笑ましい物が置いてありました。
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嬉しいサプライズですね。(笑)



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エジプト旅行 1/3 [カルチャー]

皆さんこんにちは。
仕事のオフの日が続いていたので、ちょっとエジプトに行って来ました。

自分の住んでいる街から飛行機の直行便はありませんが、日本からと飛ぶのとは違って、乗り換えも含めて5~6時間でカイロに着きます。
乗り継ぎの悪いものを選ばなければ、ドイツからは時間的にも金額的にもお手頃です。

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今回カイロ(Cairo)では、ピラミッド、スフィンクス、ツタンカーメンの黄金のマスクがあるエジプト考古学博物館、ハン・ハリーリ市場、そしてムハンマド・アリ・モスクがあるシタデル要塞やコプト教(キリスト教)地区を観てきました。
古代エジプトの都ルクソール(Luxor)では、ハトシェプスト女王葬祭殿、カルナック神殿、そしてツタンカーメンのお墓がある「王家の谷」に行って来ました。

エジプトの歴史は大きく分けて三つの時代があります。
西暦640年頃から今現在まで続くイスラムの時代の約1400年間、
その前は、紀元前330年頃にアレキサンダー大王が来てから、その後ローマ帝国の影響を受け、640年頃にイスラムの時代になるまでの約900年間(因みにクレオパトラはこの時代になります)、
そして紀元前330年頃より前、ピラミッドなどの古代エジプトの時代の約2500年間。
これら3つ時代の歴史を駆け足で観てきました。
朝早い起床は少しハードでしたが、ドイツとエジプトの時差は1時間しかないのでなんとか乗り切りました。
このエジプト旅行の写真を3回に分けてアップするので観て頂けると嬉しいです。


1/3 古代エジプト カイロ、ギザ編

エジプトと言えばピラミッドですね。
今回の滞在で最初に行ったのがこのギザの三大ピラミッドでした。
ナイル川を挟んで東側の街がカイロ(Cairo)で、西側(正確に言うと南西部)の街をギザ(Gizeh)といいます。この三つの巨大ピラミッドはファラオ(王)の為のものですが、その隣に建っている小さなものは王妃たちの為のピラミッドだそうです。
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この三つのピラミッドは、大きいのからクフ王(父)、カフラー王(息子)、メンカウラー王(孫)のものですが、カフラー王は父クフ王を尊敬していたため、自分(カフラー王)のピラミッドを父(クフ王)のものより高くしなかったそうです。実はそのクフ王のお父さんもピラミッドを建てています。クフ王のお父さんは、ピラミッドの建設中に傾斜角度が良くないことが分かり、途中から角度を変えて造ったため、見た目が変なピラミッドになってしまいました。内側も通気口を作らなかったので、空気も悪く変な臭いが充満していたそうです。クフ王はそのことを踏まえて造ったので、現存している中で最高のピラミッドが出来上がったということです。
当時神と崇められたファラオ(王)達の、人間味あふれるお話ですね。(笑)

                とにかく大きいです。          
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出来た当時のピラミッドは、この側面が斜めにカットしてある化粧石で全体が覆われていて、表面は今のように凸凹ではなく滑らかだったそうです。その後この化粧石は、シタデル要塞などの建設に使われ殆んどがはぎ取られてしまい、今はその一部が残るのみとなっています。敵の侵略の危険が迫っていた為、遠い所から石を運んでいたら間に合わないということで、ピラミッドの石が使われました(なんとも残念なことですね)。

因みに、この世界一大きなピラミッドを造ったクフ王、残っている像はこの7,5センチの小さなものしかないそうです。(笑)↓↓
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       ピラミッドとラクダ、なんかいい感じです。(笑)
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右側に見える小さなピラミッドが、先ほど説明した王妃のためのピラミッドです。


カイロの中心地にあるエジプト考古学博物館にも行ってきました。
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ここには古代エジプト時代の出土品がたくさん展示してありますが、何といっても注目はツタンカーメンと一緒に埋葬されていた宝物が展示してある2階です。中でも観光客が観たいものはやっぱり黄金のマスクですね。しかし、この黄金のマスクが展示してある部屋は残念ながら撮影禁止でした。

ツタンカーメンの棺が入っていた、金箔で覆われている木製の箱。
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箱は三重になっていましたが、これは二番目の箱です。

      ツタンカーメンの像             ツタンカーメンの玉座  
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玉座に描かれている人物はツタンカーメンとその妻アンケセナーメンで、履き物(サンダルみたいな物)をひとつずつ履いていることから、二人は非常に仲が良かったと言われています。
写真を拡大してみると、片方ずつ履いていることがよく分かります。
この像を見るかぎりでは、ツタンカーメンって結構イケメンですね。(笑)

実際に使われたいた携帯用ベットと杖(ツタンカーメンは足が悪かったんですね)。
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そして、この奥の部屋には黄金のマスクが展示されています。
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画面中央付近に見えるのが黄金のマスク(側面)です。

実際のマスクはこんな感じです(純金製で重さ11キロあります)。
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この撮影禁止の部屋には他にも、ツタンカーメンのミイラが入っていた、重さ100キロ以上ある純金製の人型の棺なども展示してありました。



世界遺産と一緒に、写真でちょっと遊んでみました。(笑)
       摘まんでみました。           スフィンクスにピラミッドを乗せたみました。
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ここでも摘まんでみました。        ピラミッドをここにも置いてみました。
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   担いでみました。   大男になってみました。   頬杖をついてみました。
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   眩しそうだったのでサングラスを掛けてあげました。      持ち上げてみました。
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ご覧頂き有難うございました。m(__)m



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この時期だけの発酵途中ワイン 2016 [カルチャー]

ザクセン州にあるラーデボイル(Radebeul)という街の、ドイツで最も北にあるワイン製造場 シュロス・バッカーバース(Schloss Wackebarth)に行って来ました。

何が目的かというと、
この時期にしか飲めない発酵途中のワイン、フェーダー・バイサー(Federweisser)です。
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この日に飲んだ物は作りたてだったようで、アルコールは殆んど感じられずジュースでした。(笑) 味も何故か、ブドウで作っているはずなのにリンゴ・ジュースみたいでした。(笑)
発酵途中のワインは自宅近くのスーパーでも買えるのですが、今年はワイン蔵までいって飲んで来ました。

最寄りの駅からは、山の中腹にあるワイン畑の一部が見えます。
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この日は土曜日ということもあって、麓ではパーティーが開かれていました。
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結婚式も行われていたようです。
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ワイン畑の山に登ってみました。
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下を見ると、さっきまでフェーダー・バイサーを飲んでいた所が、左下に小さく見えます。
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今回の収穫はこれです。
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ここで作られたフェーダー・バイサー(右)と、ザクセン地方でしか栽培されていない葡萄ゴールド・リースリングで作られた白ワイン(左)です。


これから少しの間、フェーダー・バイサーを楽しめそうです。




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イースター 2016 [カルチャー]

先日はイースター休みでした。

冬のクリスマスと春先のイースターはドイツにとって大切な休日です。
この時期は皆さん家族と過ごし、散歩したり美味しい料理を食べたりしてゆっくり過ごします。
街中もイースターのウサギと卵の飾り付けが目立ちます。

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マルクト市場でもイースターならではの物も並びます。
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イースターの時に食べる色つき卵とウサギの形をしたクッキーです。

こちらはイースターの時だけに出る市場です。
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この様な品物が売られています。
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こちらは商品でくつろいでいます、日本だったら考えられませんね。(笑)

子供たちが遊ぶ場所もあります。
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この日はここで昼食をいただきました。
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中にハムとチーズが入っている焼きたてのパンをいただきました。
すごく熱かったけどとても美味しかったです。

TVの取材班も来ていました。
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このイースターの市場は中世の雰囲気が漂い、クリスマス市場とも違うので、大人も子供も楽しめるのではないでしょうか。


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本の見本市(Buchmesse) 2016 [カルチャー]

先日、毎年この時期に行われている、本の見本市に行って来ました。

というより、その会場で剣道のデモンストレーションをしてきました。
見本市ではジャンルごとにホールがあり、そのホールの中で各自がブースを持ち、物を売ったり展示をしたりデモンストレーションを行ったりと、自分たちをアピールしています。
我々が行った剣道デモンストレーションはアニメやコミック関係を扱うホールにある、弓道グループのブースで行われました。
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このホールには大きな舞台があり、そこでは色々な催し物が行われていました。
トーク・ショーやバンド演奏、それに日本の民謡や忍者アクション・ショーなどもありました。
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舞台袖で出演者と一緒に写真を撮らせて頂きました。
彼女たちはロンドンを拠点に活動しているそうです。

このホールはアニメやマンガがテーマということで、日本に関係する物(サブカルチャーなど)が沢山ありました。
日独協会、メイド・カフェ、それにNHKもブースを出していて、そのNHKのブースの中でベルリンから来た日本人女性と写真を撮らせて頂きました。
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彼女はベルリンで鍼治療を行っているそうで、音楽家の患者さんが多いとか。
自分も鍼をうってもらおうかな・・・。(笑)

テレビ局? インターネットTV? の取材も行われていました。
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皆さん気軽に写真撮影に応じてくれます。
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今年は例年より人が少ないような気がしましたが、それでもこのアニメのホールは異質の賑わいでした。(笑)




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