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及川寛繁オーボエ・リサイタル(8月9日銀座ヤマハホール)のお知らせ [音楽]

8月9日(19時開演 銀座ヤマハホール)のリサイタルのリハーサルをしています。まだチケットありますので、よろしかったらお越し下さい。
https://www.yamahaginza.com/hall/event/002830/

http://blog.so-net.ne.jp/_pages/user/auth/article/index?blog_name=tommy-room1&id=100662043

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ヤマハホールの客席 ↓
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第10回及川寛繁オーボエ・リサイタルのお知らせ [音楽]

皆さんこんにちは。
恐縮ですが、今日は毎年夏に日本で行っている、「及川寛繁オーボエ・リサイタル」のお知らせです。
https://www.yamahaginza.com/hall/event/002830/

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今年で10回目になるリサイタルは、8月9日(水)に去年と同じ銀座のヤマハ・ホールで行うことになりました。
今回は5年ぶりにハープとも演奏します。
共演して頂くハープ奏者は、2012人に出演頂いた佐藤理絵子さんです。
前回は武蔵野音楽大学の院生でしたが、大学院を卒業した現在はハープ奏者として活躍されています。
リサイタルの前半はハープとドビュッシーやパスクリなどの作品を演奏します。
フランスの柔らかい響きやイタリア、フランスの名曲アリアをお楽しみください。

そして後半のピアノとのデュオでは、今年もイケ面ピアニストの垣内敦さんに出演頂きます。
日本人の作曲家、平尾貴四男のオーボエ・ソナタとポンキェルリ作曲のカプリッチオ(奇想曲)を演奏します。この2曲は彼らの作品の中で最も親しまれている曲でもあります。

暑い夏のひと時を、オーボエ・ハープ・ピアノのトリオに耳をかたむけて頂けると嬉しいです。
東京銀座でお待ちしています。

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教会コンサート [音楽]

先週の水曜日はブラームスの「ドイツ・レクイエム」を、そして土曜日にはハイドンの「天地創造」を教会で演奏しました。

この時期はキリスト教関係の祝日が多く、教会での演奏会も増えます。
それに加え、土曜日はドイツでは「教会の日」(プロテスタント系キリスト教)だったので、色々な街の教会で何かしら催し物があったのではないでしょうか。
我々のコンサートでも普通に「天地創造」を演奏するのではなく、神が天地を造るそれぞれの場面を、歌詞に合わせてスライド写真も写しだしていました。
クラッシック音楽は少々難しいので、こういう視覚入りで音楽を聴くとより面白くなるのではないでしょうか。

ここはブラームスを演奏した教会です。
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ここはハイドンを演奏した教会。
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正面玄関の上にあるオルガンも照明が点くと雰囲気が少し変わります。
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教会のコンサートでは、普段は入れない礼拝堂の奥にも入ることが出来ます。
礼拝堂とその後ろから客席に向かって撮った写真です。
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奥には部屋がいくつかあり、簡単な台所もあります。(笑)
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これは演奏している時に映し出されるスライド写真です。
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神様は当然出てきますが、イモ虫も出てきます。(笑)

今回演奏したハイドンの楽譜で、譜面をめくって直ぐにソロというシチュエーションがありました。
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譜めくりに4秒程度しか無く、しかもこの古~い紙が破れないように速くめくるのに気を使いました。こんなことで本番にドキドキしたくないですね。(笑)



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第26回ライプツィヒ剣道大会 [スポーツ]

今年も約70人の参加者で、26回目の剣道大会が行われました。
今年の級の部は少し少なめでしたが、段の部では今までで参加者が一番多く、全体的なレベルも高かったと思います。以前は段の部でも多く見られたチャンバラの様な試合があまり無く、観ていて緊張感のある試合が沢山ありました。
こういう試合だと、剣道を知らない人でも何が一本かよく分かるのではないでしょうか。
 
開会式
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有段者が審判の打ち合わせをしている時に、級の部に出る人たちはウォーミングアップをしています。
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級の部の試合
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自分の試合
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今年もドイツ・ナショナルチームの選手とも試合をしました。

今回は自分の技の写真をアップしてみました。
面返し胴
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小手抜き面
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引き胴(逆胴)
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面すり上げ面
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個人戦が終わると、ちょっとレクリエーション的な団体戦。
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試合後の記念撮影。
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閉会式の後はみんなでバーベキューです。
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毎年お決まりのパターンなので、みんな流れが分かっていて率先して働いてくれます。
主催者側も楽できますね。(笑)

今日ここで試合をした人たちから、未来のドイツ・チャンピオンが生まれるかもしれません。皆さんにはこれからも剣道を頑張ってほしいと思います。



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シューベルト 交響曲9番C-dur「ザ・グレイト」 [音楽]

昨日までの3日間は定期演奏会でした。
プログラムはウェーバー:序曲「オベロン」、ブラームス:ハイドン・バリエーション、そしてシューベルト:交響曲9番(C-dur)という、ドイツ系の演奏会でした。
ブラームスはソロが沢山あって大変なんですが、シューベルトは長くて大変でした。(笑)
シューベルトは曲自体が約50分あり長いのですが、それだけではなくオーボエ・パートは休みが少ないので大変シンドい曲です。
それを3日間演奏したので疲れました。(汗)

見て下さい、この弦楽器のパートのような楽譜。
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管楽器の楽譜としては極端に休みの少ない楽譜です。
ロマン派のシューマンでは、この様なほぼ吹きっぱなしの交響曲は多いのですが、ウィーン古典派の時代でこの様に管楽器が使われることは珍しいですね。
シューベルトの交響曲8番「未完成」(h-moll)とは木管楽器(特に1番オーボエ)の使われ方が明らかに違います。

これは「未完成」交響曲(h-moll)の楽譜です。
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実際に演奏するとよく分かるのですが、
このh-mollはオーケストラがTuttiでフォルテを演奏する時以外は、ほぼ目立つ部分だけ演奏します。つまり木管楽器(1番オーボエ)をソロ楽器として扱っています。
しかしC-durでは木管楽器群が常に演奏しています。
そのため、オーケストラ全体のメリハリ、それから木管楽器のそれぞれの音色の違いが感じられないので、h-mollと比べると変化の少ない曲に感じる人がいると思います。
まぁメロディ(特に第2楽章のメロディ)は綺麗なんですがね。(笑)
ちなみに、h-mollの楽譜は3ページですが、C-durは19ページ(今回演奏した楽譜)もありました。
h-mollは2楽章しかないので、単純に倍にしても6ページなので違いは明らかですね。


この演奏会の前に左の手の人差し指を切ってしまい、絆創膏をしたまま演奏したのですが、以外にもこの絆創膏が目障りですごく演奏しずらかったので、2日目からは外して演奏しました。
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オーボエ吹きの人は左手の人差し指は怪我しないように気を付けて下さい。(笑)


土曜日は気分転換に本番前にフィットネスに行ったのですが、その帰りに人だかりを発見しました。サッカー・チームのバイエルン・ミュンヘンがホテルから試合会場に向かうため丁度バスに乗り込むところでした。
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どこに行っても彼らはVIP待遇みたいですね。



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イースター Osterfest & 桜記念日 2017 [日常]

今年のイースターはとても寒く、雨、みぞれ、強風、晴れ、曇りなど、何でも有りの天気でした。

ちょっと分かりづらいのですが、みぞれが降っているところです。
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聖金曜日(Karfreitag)には教会でファッシュの曲を演奏してきました。
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この10番目の曲は、弦楽器のピチカートの伴奏にオーボエとテノールが独奏(独唱)するアリアで、演奏していてとても気持ちが良い曲です。
先日演奏したRockのコンサートとは全く違い、緊張感のあるクラシック音楽独特の雰囲気のコンサートでした。やっぱりクラシック音楽の演奏会は良いですね。

イースターなので、街中には卵とウサギのオブジェが沢山ありました。
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ウサギの着ぐるみを着た人が、子供たちにお菓子を配っていました。
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こんな着ぐるみを着た人もいました。
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これってウサギじゃなくてオオカミに見えるんですが・・・。(汗)


桜記念
今年の桜は例年より10日程早く満開になりました。
数年前は記憶に無いくらい遅く満開になりましたが、こんなに早く桜が満開になったのも初めてかもしれません。
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最近は白鳥が公園や畑に一年中いたり、桜の満開がとても早かったり遅かったりと、ちょっと不思議な現象が起こってますね。(笑)




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Jazz & German Pops [音楽]

みなさん こんにちは。

3月上旬に引っ越してから(引っ越す前もですが)、部屋の掃除や家具の組み立てなどせわしない日々が続いていますが、先日は定期演奏会(クラッシック音楽)を挟んで2つのポップス・コンサートを行いました。

一つ目はムソルグスキー作曲の「展覧会の絵」ジャズ・バージョンを演奏しました。演奏した町はとても小さいのですがジャズが盛んな街で、今秋にはABBAもここに来るみたいです。
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そして2つ目はケムニッツ(Chemnitz)という街で演奏してきました。
ザクセン州にあるこの街は、東ドイツ時代はカール・マルクス・シュタット(Karl Marx Stadt)という名前で、第2次世界大戦の時に街の殆んどが破壊され、昔の建物は少ししか残っていません。今は旧東ドイツ時代の建造物が多く残っているだけで、観光客はあまり見かけませんでした。
     まさにこれは旧東独時代に建てられた建造物ですね。
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中央の銅像(顔のみ)はカール・マルクスです。

           ここは演奏したホールです。
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この街では「展覧会の絵」J.v.ではなく、(有名かどうかは分かりませんが)サザンの様なバンドのオーケストラ演奏でした。この様なコンサートでは必ずマイクを装着するので、ソロの部分を演奏している時は軽く吹くだけで音が会場中に響きわたり、とても気持ちが良いです。(笑)
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   白いピアノはポップスならではです。       楽譜は電子書籍でした。
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ミラー・ボールもありました。
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今回の楽譜には色々と面白い標記(間違い)があったのですが、「これは演奏不可能でしょ。」というのもありました。(笑)
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引っ越し [日常]

オーボエの音について苦情が来たので引っ越しました。

今まで住んでいた所に入る時に、「自分は音楽家で、家で練習しなければならない。」とはっきり言ったので、契約書に「法律で定められた時間内であれば、自由に練習して良い。」と特別に書き込んでもらいました。なので基本的に引っ越す必要は無かったのですが、これも「神の思し召し??」(笑) と思い引っ越すことにしました。
今度住む所は、下見の時にオーボエを吹いてみたところ、階段まで音が漏れていたので契約するかどうか迷いました。
多い時はリード削りも含めて、家でオーボエを5~6時間吹くので、「玄関のドアをごっつい物に換えてくれないか?」と大屋さんに訊いたところ、「では廊下に壁を作りましょう。」と予想を上回る返事がきたのでここに決めました。
以前このブログでも紹介した、街が非常に栄えていたグリュンダーツァイト(Gründerzeit)という時代にこの建物が造られたので、景観を変えてはいけないと法律(Denkmalschutz)で規制されています。なので外見だけではなく室内のドアまで昔のままです。
ドイツ人はアンティーク好きですが、こういう感覚が昔からの景観、音や響き、そして伝統がこの国に沢山残っている要因なのではないでしょうか。
ちなみに浴室は床暖房になっていて内装もモダンですが、ドアは昔のままという何ともアンバランスなアパートです。(笑)

改装工事前の建物の外観
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「うちはあんまり物は無い。」と思っていましたが、あるんですねぇ、やっぱり。(笑)
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  最終的には50箱を超えてしまいました。   撮りためた音楽ビデオも残念ながら処分。

造ってくれた壁(防音・防火剤をたくさん入れてと言っておきました 笑)。
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      工事前              工事中               工事後

新しい所にはまだ家具などが来ていないので、広々とした感じです。
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これでお終い??(笑)
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ケーブルTV&インターネットの接続に技術者が来たのですが、「合う蓋が無いから、後は大屋に言ってくれ。」と言って帰って行きました。
さすがドイツです。(笑)



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2017年2月定期演奏会 「Very british」(とってもイギリス 笑) [音楽]

先日の定期演奏会では「Very british」と題して、ブリテンのシンプル・シンフォニー、エルガーの弦楽のためのセレナーデ、デリアスの「楽園への道」、そしてウォーロックのカプリオール組曲などのイギリスの作品+アメリカの作曲家クレストンのマリンバと管弦楽のためのコンチェルティーノを演奏しました。
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今回はリハーサルが始まる前日に、「今回の定期演奏会はラジオ放送されます。」という知らせが来るという、何とも恐ろしい演奏会でした。(笑)
放送と言っても生放送ではなかったので、G.P.も録音していました。

今回演奏したデリアス(F.Delius)の「楽園への道」(The Walk to the Paradise Garten)はあまり知られていない曲ですが、形式ばらなく自由な感じがする曲です。
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この作品は10分くらいの曲で、オペラの間奏曲として書かれました。
しかしこのオペラが上演されることは殆んど無く、この間奏曲だけが単独でたびたび演奏されます。
「 カヴァレリア・ルスティカーナ」の間奏曲(インテルメッツォ・シンフォニ コ)と同じですね。
イギリスというよりは、ドビュッシーの様な少しフランス風の印象を受けるとても良い作品です。

そして一曲だけイギリスではない曲が、クレストン(P.Creston)作曲「マリンバと管弦楽のためのコンチェルティーノ」です。
クレストンというと、学生時代にサキソフォーンの学生がよく練習していた、サキソフォーン・ソナタを真っ先に思い浮かべるのですが、今回の演奏会ではマリンバの曲でした。
打楽器の曲ならではのノリの良いリズミックな面白い曲です。
恐らくマリンバ奏者にとっては、重要なレパートリーの一つなのではないでしょうか。
今回の指揮者は年配の人(オランダ人)だったので、この曲を指揮するにはちょっと大変そうでした。(笑) 吹奏楽の現代曲で鍛えられているからかもしれませんが、リズムに関してはやっぱり日本人の方が正確ですね。

「Very british」というテーマだったので、アンコールはもちろんエルガーの「威風堂々」でした。


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チャリティ・コンサート 2017 [日常]

昨日は小児癌チャリティー・コンサートでした。
毎年この時期に行われますが、いつも沢山の方々が来てくれます。
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曲目は
ロッシーニ:序曲「ウィリアム・テル」
パガニーニ:ビオラとオーケストラのためのソナタ
スメタナ:モルダウの流れ
グリーグ:ペールギュント組曲より「朝」
ヒンデミット:ウェーバーの主題による交響的変容
ドボルザーク:スラブ舞曲第8番(アンコール)
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毎年このコンサートでは皆が知っているような有名な曲を多く演奏するのですが、今回のパガニーニとヒンデミットはあまり馴染みのない曲だと思います。
このビオラの独奏曲は、パガニーニ特有の陽気なメロディと心にしみるようなメロディの2つがあり、バイオリンの曲のような華やかさもある作品です。
そしてヒンデミットの曲は4楽章あり、第1楽章はヒンデミットらしいコミカルというかひょうひょうとした旋律が流れます。
第2楽章は冒頭のフルートやクラリネットのソロを聴くと綺麗なメロディが続くのかなぁ と思われるのですが、その後に始まるリズミックなメロディとうねるような木管楽器と弦楽器の動きがあり、華々しいフーガへと続きます。
          第2楽章の冒頭部分
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第3楽章は心が落ち着くゆっくりなメロディの緩徐楽章、そして第4楽章は金管楽器のファンファーレで始まる華々しいマーチです。

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普段は別々に演奏活動をしている人達が、この日の為に集まりました。
少ないリハーサルでしたが、皆さん頑張って演奏していました。


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お正月 2017 [日常]

あらためましてもう一度、
明けましておめでとうございます。

皆さんはお正月をどのように過ごしましたか?
ここドイツは今年の元旦も快晴でした。
今年は部屋の壁に日本の国旗「日の丸」を掛け、少し正月っぽくしてみました。
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ドイツは1月2日から平日なので、今はもうすっかり日常生活です。(汗)
自分はというと、年末から風邪気味で年末年始の仕事(本番)はのりきったのですが、その後状態は改善せず、耳が詰まり頭も痛くなったので医者に行ってきました。
今月は本番が続くのでここで無理はしない方が良いと思い、今週末の本番はお休みしました。

天気も「この冬は寒くなくていいなぁ。」なんて思っていたら、やって来ました寒波が。(笑)
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昨日は場所によって-30℃位まで下がったとか・・・。
昨日今日と暖房の調子が悪く、風邪気味の自分にとってはシンドイ寒さです。


雨どいには正月に降った雪が残っていましたが、そこに鳥(ハトかな?)の足跡が残っていました。酉年らしい年明けでした。(笑)
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2016年 大晦日 & 2017年 年始 [音楽]

2017年 Ein gesundes neues Jahr!!
みなさん、明けましておめでとうございます。 

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2017年も始まりましたが、みなさんはどの様な年越しをされましたか?
家族で静かに除夜の鐘を聴いた方、友達と年越し蕎麦を食べた方、色々だと思います。
自分はと言いますと、31日はニュルンベルグという街で大晦日コンサート(Silvesterkonzert)を行い、本番後に同僚とバスで帰ってきたら丁度2017年の年が明けました。
ここ数年は家で新年を迎え、年明けの花火は家で眺めていましたが、今年はバスが丁度午前0時に到着したこともあり、花火が飛び交う中家まで帰ってきました。一番花火が凄い時に街中を走るのはとても危険なのですが、同僚に車で送ってもらい無事に家まで帰ってきました。(笑)
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時間が前後しますが、大晦日コンサートの写真↓↓です。

演奏した所はバイエルン州のニュルンベルグという街で、会場はマイスター・ジンガー・ホールという正にワーグナーの楽劇「ニュルンベルグのマイスター・ジンガー」を意識したホールでした。(笑)
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パイプオルガンは近くで見ると、さすがに大きいですね。

曲目は、グリーグのピアノ協奏曲やカルメン組曲などの有名な曲ばかりでした。
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ホールは郊外にあるので、多くの方々が車で来場していました。
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翌日の元旦は大晦日コンサートとは違うプログラムで、午後からニュー・イヤー・コンサートを演奏しました。
去年も演奏した古風でとても小さなホールでしたが、響きの良いホールなので気持ち良く演奏することができました。
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曲目も「美しき青きドナウ」、「皇帝円舞曲」、それに序曲「ジプシー男爵」などの有名な曲ばかりだったので、来場者の方々にはとても喜んで頂きました。
(当然アリアなどの歌入りの曲もありました)


ニュー・イヤー・コンサートが終わると、そのまま友人宅に直行し、(有難いことに恒例になりつつある)おせち料理をいただきました。
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ドイツで食べるおせち料理とは思えないくらいとても豪華でした。


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メリー・クリスマス! Frohe Weihnachten! Merry Christmas! [音楽]

今年もまたクリスマスがやって来ました。
もうそろそろ欧米ではクリスマス休暇に入ります。
うちのオーケストラも、昨日まで行われた定期演奏会がクリスマス前の最後の仕事でした。
今年の12月の定期演奏会もクリスマスに合ったプログラムでした。
演奏会の最後には、"Alle Jahre wieder"というクリスマス・ソングをオーケストラが演奏し、お客さんがそれに合わせて歌う というクリスマスを楽しめるものになったのではないでしょうか。

今回演奏した曲目は、
E. Humperdinck: Ouvertüre zu "Königskinder"
フンパーディンク:序曲「王子と王女」
J. N. Hummel: Concerto aTrornba prinzipale E-Dur
フンメル:トランペット協奏曲
J.Haydn: Sinfonie Nr. 101 D-Dur "Die Uhr"
ハイドン:交響曲第101番ニ長調「時計」
O.Nicolai: Weihnachtsouvertüre über den Choral "Vom Himmel hoch"
ニコライ:"Vom Himmel hoch"のテーマによるクリスマス序曲

最初の曲のフンパーディングは、オペラ「ヘンゼルとグレーテル」の作曲者として有名です。
今回演奏した序曲「Königskinder」(王子王女)も「ヘンゼルとグレーテル」と同じように厚い響きで、臨時記号が沢山あり調性が分かりずらい曲です(あと、音のミスに注意しなくてはいけない曲でもあります 笑)。
それに、普通の曲は8小節や16小節位のフレーズが続くのですが、この作品はフレーズが終わりそうで終わらなかったり、終わりそうな所で調性が変わったりと、音楽がずっと続く感じがします。
ワーグナーの影響を感じる作品でもありました。

この時期は仕事も仕事以外もクリスマスです。
街もクリスマス一色で、色々な所でイルミネーションを観ることが出来ます。
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クリスマス・マルクトは人が多くて大変です。
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家電製品屋さんのショー・ウィンドウでもクリスマスです。
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街中にはクリスマス・ツリー用のもみの木も売っています。
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店でも買うことが出来ます。
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下の写真は仕事場に置いてあるクリスマス・ピラミッド(左)と家で焼いた鴨(中央)、そして我が家の小さなクリスマス・ツリー(右)です。今年は本物のもみの木を買い、派手ではなくシックな飾り付けにしてみました。
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今日ベルリンのクリスマス・マルクトで事件がありました。
テレビではテロの可能性が高いと伝えています。
近年ドイツでは沢山の難民を受け入れてきました。
しかし、残念ながらその中にテロリスト或いはテロリスト予備軍がまぎれているようです。
人の好意を利用してテロを起こすようなことは止めて欲しいですね。




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クリスマス Weihnachten 2016 Stille Nacht, heilige Nacht [カルチャー]

12月に入って日本はクリスマス・モードになってきていると思いますが、ここドイツもクリスマス・マルクトが始まりもうクリスマス真っ只中です。(笑)
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先月暑いエジプトに行ってきたので、自分としては " もうクリスマス? " という感じです。(笑)


先日、だだっ広い工場がクリスマス風に飾り付けられた会社で、従業員の方の為のクリスマス・コンサートをしてきました。
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昨日と今日は「ペーターの月旅行」(Peterchens Mondfahrt)というメルヘンを題材にした、語り手やソリスト、そして子供の合唱が入った曲(Achterlik作)を演奏しました。
この曲には随所にドイツのクリスマス・ソング(「きよしこの夜」、「もみの木」他)が取り入れられているので、聴きに来た子供たち、そして歌っている子供たちもクリスマスを感じながら演奏会を過ごしたのではないでしょうか。
クリスマス・ソングの所がくると、舞台上の子供たちだけではなく、会場の子供たちもみんな一緒に歌っていました。
ドイツでは学校で「きよしこの夜」の歌詞を覚えるテストがあるそうです。
それが成績に影響するので、みんなちゃんと覚えるのかもしれませんね。(笑)
曲中の「きよしこの夜」の所は、オーボエ・パートが休みなので一緒に歌ってみました。(笑)
今回はドイツ語で歌ったのですが、(古いドイツ語ですが)元々ドイツ語の歌詞のために書かれた曲なので、とても歌いやすかったです。
合唱は放送局の少年少女合唱団でしたが、普段の演奏会とは違い(?)みんな楽しそうに歌っていました。
因みに、邦題は「きよしこの夜」ですが、ドイツ語の題名は「Stille Nacht, heilige Nacht」(静かな夜、聖なる夜)です。
ドイツ語では2フレーズ(4小節)を " Stille Nacht, heilige Nacht(静かな夜 聖なる夜) " と歌います。しかし日本語では2フレーズ(4小節)で " きよしこの夜 " と歌うので、「きよしこの夜」という題名になったのではないでしょうか。

今回、子供の合唱を久しぶりに聴いたのですが、" 子供の歌声って、とても素直で澄んでいていいもんだなぁ " と思いました(年取ったのかな? 笑)。

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                  本番前のリハーサル
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やっぱり子供はじっとしていられませんね。(笑)
男の子は蝶ネクタイで、女の子はスカーフを巻いていました。

難しい曲は別の所で年長組の子が歌っていました。      ソロの子たちは前へ
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             舞台袖で入場待ちの子供たち
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この時期は他にもJ.S.バッハのクリスマス・オラトリオを演奏したりと、仕事も含めてクリスマス一色になります。
クリスマスはドイツが一番賑やかになる時なので、ドイツ旅行をお考えの方、この時期に合わせて旅行するのが良いかもしれませんよ(ホテル代は高くなりますが・・・ 笑)。


ドイツでクリスマスと言えば、ケーキのシュトレです。
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以前ウィーンのクリスマス・マルクトで買った、シューベルトのマグカップで牛乳(笑)を飲みながら、シュトレを頂きました。

リスにも胡桃をあげてきました。(笑)
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エジプト旅行 番外編 [カルチャー]

前回でエジプトの記事は終わりにするつもりでしたが、皆さんにお見せしたい写真がまだあるので、今回もエジプト旅行の記事になりました。
もう一回だけお付き合い下さい。

                    飛行機から観えるカイロの夜景
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カイロの空港から街中のホテルまではタクシーで移動したのですが、その走りっぷりに感心(驚き?)ました。(笑) 2車線の道路を3列で走っていて、車間が狭くなったり どいて欲しい時はクラクションを鳴らします。日本ではクラクションを鳴らすことはなるべく避けると思うのですが、エジプトではクラクションを自分の存在をアピールするために鳴らしているような感じでした。(笑)

      2車線の道路を3列で走行中       こちらの人は大通りを普通に横断します。
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車を運転している人も慣れているので、横断する人を避けて走っています。

今回滞在したホテルはカイロの中心部にあったのですが、この中心部は昼も夜も渋滞していて、平日はクラクションの音が途切れることがありません。車が多いということもありますが、なんといっても信号が殆んど無いことも影響しているのではないでしょうか。

午後9時頃ですがまだ渋滞しています、この渋滞の凄さは東京以上ですね。 
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バイクはノー・ヘルや2人乗りは当たり前、自転車感覚で乗っている感じです。
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ヘルメットをかぶっている人は見なかったので、多分ヘルメットは義務ではないんでしょう。

馬車と東南アジアから伝わったトゥクトゥクはよく見かけます。
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          パン屋さん                 八百屋さん                    
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          お肉屋さん                     ??
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                     人懐っこい子供たち
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修学旅行の生徒たちだと思うんですが、彼女たちにとって東洋人は珍しいみたいで、しょっちゅう声を掛けられます。一緒に写真を撮って欲しいとお願いされることも多々ありました。
なんかハリウッドスターになった気分ですね。(笑)

英語のペーパー(Paper)の語源にもなった、エジプトの伝統紙パピルスとエジプト綿で作られた自分の名前のカルトゥーシュ入りポロシャツを買いました。
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この日付入りのパピルスはルクソールで買ったのですが、文字を入れる前は料金がかからないと店員は言っていましたが、払う時になってお金がかかると言われひと悶着ありました。(笑) 楽しい旅がイヤな気分になるので、こういう事はやめて欲しいのですが、観光客が減って厳しいという話を聞いていましたし、実際たいした金額ではないので文字代も入れて払ってきました(ここで払ってしまうから次にきた日本人が同じ事をされてしまうのかもしれませんね、スミマセン)。
対処法として、
店員の話を聞く時は大事なことはメモしながら聞くのが良いでしょう。
たとえちゃんとメモが出来なかったとしても、その格好を見せることで、店員には違う事を言わせない雰囲気を作ることが出来ると思います。
皆さん、カルナック神殿入口直ぐ近くのパピルス屋さんには気を付けて下さいね。(笑)

カイロの街中には14世紀に造られた水道橋が今でも残っています。
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ナイル川の水をシタデル要塞に運ぶ目的で建設されたそうです。

今回のエジプト滞在では、ホテルや観光名所のいたる所に警備の人達がいました。
       コプト教地区の入口          コプト教地区内のユダヤ教シナゴーグの入口
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     ギザのピラミッドの入口もチェックがあります。
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        宿泊していたホテルでも厳重チェックがあります。
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ホテルに入ってくる車は全てチェックされます。玄関を入ると警備員がいて、毎回持ち物検査とボディ・チェックをされます。ホテル以外でもエジプト考古学博物館では空港並みのセキュリティ・チェックでした。

今回カイロやルクソールで行った(モスクや教会を除く)観光名所では、どこもボディ・チェックと持ち物検査がありました。これらの警備は「危険だから強化している。」というよりは、「テロが二度と起こらないように注意している。」という印象でした。
ガイドの皆さんが言ってましたが、2011年頃に起きた「アラブの春」以降は観光客が半減したそうです。
エジプトでは今、失った観光客を取り戻そうと皆さん頑張っています。底抜けに明るく屈託のない少年少女たちの笑顔を見ると、「この国でテロなんて起きるの?」って思います。
この国では「アラブの春」で得たものもありますが、失ったものも大きかったようですね。
長い道のりかもしれませんが、これからも皆さん頑張ってほしいと思います。



エジプト旅行記 お終い。



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