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シューベルト 交響曲9番C-dur「ザ・グレイト」 [音楽]

昨日までの3日間は定期演奏会でした。
プログラムはウェーバー:序曲「オベロン」、ブラームス:ハイドン・バリエーション、そしてシューベルト:交響曲9番(C-dur)という、ドイツ系の演奏会でした。
ブラームスはソロが沢山あって大変なんですが、シューベルトは長くて大変でした。(笑)
シューベルトは曲自体が約50分あり長いのですが、それだけではなくオーボエ・パートは休みが少ないので大変シンドい曲です。
それを3日間演奏したので疲れました。(汗)

見て下さい、この弦楽器のパートのような楽譜。
Schubert (1).JPGSchubert (2).JPG
管楽器の楽譜としては極端に休みの少ない楽譜です。
ロマン派のシューマンでは、この様なほぼ吹きっぱなしの交響曲は多いのですが、ウィーン古典派の時代でこの様に管楽器が使われることは珍しいですね。
シューベルトの交響曲8番「未完成」(h-moll)とは木管楽器(特に1番オーボエ)の使われ方が明らかに違います。

これは「未完成」交響曲(h-moll)の楽譜です。
Schubert (3).JPG
実際に演奏するとよく分かるのですが、
このh-mollはオーケストラがTuttiでフォルテを演奏する時以外は、ほぼ目立つ部分だけ演奏します。つまり木管楽器(1番オーボエ)をソロ楽器として扱っています。
しかしC-durでは木管楽器群が常に演奏しています。
そのため、オーケストラ全体のメリハリ、それから木管楽器のそれぞれの音色の違いが感じられないので、h-mollと比べると変化の少ない曲に感じる人がいると思います。
まぁメロディ(特に第2楽章のメロディ)は綺麗なんですがね。(笑)
ちなみに、h-mollの楽譜は3ページですが、C-durは19ページ(今回演奏した楽譜)もありました。
h-mollは2楽章しかないので、単純に倍にしても6ページなので違いは明らかですね。


この演奏会の前に左の手の人差し指を切ってしまい、絆創膏をしたまま演奏したのですが、以外にもこの絆創膏が目障りですごく演奏しずらかったので、2日目からは外して演奏しました。
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オーボエ吹きの人は左手の人差し指は怪我しないように気を付けて下さい。(笑)


土曜日は気分転換に本番前にフィットネスに行ったのですが、その帰りに人だかりを発見しました。サッカー・チームのバイエルン・ミュンヘンがホテルから試合会場に向かうため丁度バスに乗り込むところでした。
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どこに行っても彼らはVIP待遇みたいですね。



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